株式投資は買いよりも売りが難しいとされてます。
買い時を見極めるのも難しいけど、利益確定のタイミングや損切りのタイミングはどちらも本当に難しい。
トレーダーでない限りはこまめに売り買いすることはやめた方がいいです。
こまめに売り買いするメリットは、小さな利益でも確実に手にすることができること
こまめに売り買いするデメリットは、手数料がかさむことと税金を取られること。
誰でも利益がでる投資法なんていうものはないし、同じ銘柄に投資していても人によって利益はさまざま。
少なくとも株で大きな利益を得ようとするなら、こまめに売り買いするのはおすすめしません。
こまめな売り買いでは大きな利益は得られない
こまめに売り買いすると、小さな利益をコツコツと積み重ねることになります。
小さな利益を積み重ねるのも大事だけど、こまめな売り買いのデメリットは利益確定するたびに手数料と税金を支払わなければならないこと。
自分に合う投資法というのは人それぞれなので、コツコツ小さな利益を積み重ねる手法が合う人もいます。
私はどちらかというと、長い時間がかかったとしてもきちんと調べて投資した銘柄からは大きな利益を得たいタイプです。
企業が成長するに伴って株価も上昇しますし、企業の成長とともに株主も恩恵を受けられるということがうれしいんですよ。
実際の投資は難しいですから、自分が思い描いていたような業績が続かなかった企業も多いですけどね(笑)
こまめに売り買いすると確実に利益を得ることはできるけれども、なによりも手間がかかって面倒だし、1回あたりの利益は少ない。
面倒なことが嫌いなタイプなら、こまめな売買は向いてないんじゃないでしょうか。
こまめに売り買いしてると10倍株(テンバガー)などの大きな利益を得るのは無理!
17年間の投資歴で、テンバガー(買値から10倍になる株)を達成した銘柄は6つ。
全て利益確定してしまったものもあれば、今でも保有しているもの、再度買い直したものもあります。
テンバガーを達成した銘柄はどれも短期間で急騰したわけではないので、それなりに時間はかかっています。
長いものだとテンバガーになるまで12年もかかってます。
テンバガーになると最初の投資金額にもよるけれども、それなりにインパクトがデカいことが多いです。
100万円分の投資だとテンバガーになると、評価額は1000万円。
900万円の利益で税金が引かれると720万円が手取りになります。
300万円分の投資だったら、税引き後で2000万円以上の利益になるんです。
投資額にもよるけど、やっぱりテンバガーは利益貢献がすごい!!
今までの投資先で一番大きく値上がりしたのはヤーマンで、買値から最高で27倍にまで値上がりしました。
でも、儲かったかというと20倍以上に値上がりしたにもかかわらずあんまり儲からなかったんですよね、、、。
なぜなら、優待目当てで100株しか投資してなかったから。
株式分割されて当初の100株が1000株に増えてたので、900株利益確定した利益が200万円ほど。
残りの100株は優待目当てで今でも保有しています。
以前は自分の買値にこだわりが大きすぎて、なかなか買いあがりすることができなかったから、テンバガーも達成できた気がします。
でも、大事なのは低い買値にこだわるんじゃなくて、将来的に大きな利益を得ることだから、価格(株価)と価値にギャップがあるなら買いあがってでも株数を増やすようにしてます。
大きな利益をあげるには保有株数って大事なんだね。
株価が数倍になっても保有株数が少ないと実益は少ないから、良い企業を見つけたら、低い買値にはこだわらずに節目では買い増しするようにしてるよ!
ヤーマンの失敗で目が覚めた(笑)
株式投資では損小利大を心掛ける
いろんな投資手法があると思うけれど、どんな投資法であれ『損小利大』は心掛けることをおすすめします。
損は小さくと言いますけど、機械的に買値から5%株価が下がれば売りとかはしません。
日々の株価の変動で5%や10%なんて頻繁に下がります。
価値に注目して投資したのだったら、少々の下落で損切りするっておかしい感じがするんですよ。
まして、売りは買値から20%上がれば利益確定なんてこともしません。
買値から20%上がって売ってたら、大きな利益は得られないですから。
でも、含み益が大きくなってくると株価が気になることもあるんです。
そのときは、心を落ち着かせるために少しは利益確定して、残りはガチホできるようにしてます。
デイトレなど短期売買の場合は話は別で、きちんと損切りラインは設定しましょう!
株の売り時、利益確定の目安は?決算発表で一喜一憂しないように心掛ける
株の売り時って難しいですよね。
未だにいつ売ればいいのかわかりませんが、業績が良ければ少々割高であっても保有し続けることがほとんどです。
長く保有していると四半期ごとの決算でイマイチなこともあり、そのときは株価が下落しますけど、すぐに売るようなことはしません。
一時的な悪化であることも多いので四半期ごとに一喜一憂していると疲れてしまいます。
当初の予想と違うなということが続くのであれば、何かしらの転換点であるかもしれないので全部ではないにしても、ある程度は売って様子を見ることも多いです。
株価ではなく企業の価値を意識して、事業が拡大しているなら長期で投資する
株価は毎日のように変わるし一喜一憂してしまいがちなんですけど、企業の価値を常に意識するように心掛けてます。
企業の価値は株価と違ってパッと見てわかるようなものでもないので、難しいですよね。
資本から生み出される利益が大きな企業は投資する価値があると考えているので、長期的に大きな利益を生み出してくれるだろう企業は少々割高でも利益確定したりはしません。
資本から生み出す利益が大きな企業というのは、いわゆる堀をもつ企業のことです。
千年投資の公理を読むと、投資する価値のある堀を持つ企業についてよく理解できるので、ぜひ読んでください!
売ると決めても少しでも利を伸ばすためにトレイリングストップを設定
ミネルヴィニの成長株投資法はトレードの本なんですけど、利益を守るためにトレイリングストップを使って手仕舞う価格水準を引き上げろって書いてます。
チャートの説明なども書いてあるんですけど、難しくてなかなか頭に入ってきません(笑)
私には向いてない投資法なのかと思います(^-^;)
でも、ミネルヴィニの成長株投資法を読んでからは、利益確定すると決めたあとでもすぐに売るのではなくて、トレイリングストップを設定するようにしてます。
少しでも利を伸ばそう作戦です(笑)
株のこまめな売り買いについてのまとめ
どんな投資法を用いるかによって売買のタイミングは変わってくるとは思うのですが、短期売買でないのであれば、こまめな売り買いはおすすめしません。
こまめな売り買いで証券会社は手数料で儲かるけれども、投資家は手数料と税金を支払わなければならないからです。
小さな利益を積み重ねることで大きな利益にするという考え方もあるのですが、手間がかかりますよね?
大きな利益を狙うのであれば、少なくともこまめな売り買いはやめましょう。
そして、株価ではなく企業の価値に投資するという考え方をすると、企業の価値とともに利益も大きくなっていくと考えています。
私の考えを書いてみました。
投資法って人によって合う、合わないがあるのでコツコツ利益を積み重ねるのが合う人もいますから、ストレスなく続けられる投資法を見つけてくださいね!
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