株主優待をもらえる企業は年々増えています。
我が家でも株主優待銘柄への投資はお楽しみ要素としてやってます。
実際に株主優待が届くと嬉しいですから、株主優待投資が人気があるのも理解できます。
NISAで株主優待銘柄へ投資するのってどうなのかな?ってあなたは迷っているかもしれません。
でも、5年以上の長期保有が前提ならNISA口座(一般NISA)で優待株投資はやめておいた方がいいというのが私の考え。
5年以内には売却するよっていうなら、NISAで優待株投資しても何も問題ないです!
これからNISA口座で優待株投資しようって考えている人へ向けて、なぜNISAで優待株投資がおすすめできないのかについて、解説しますね。
NISAで株主優待はもらえる?
結論から言うと、NISAでも株主優待はもらえるので安心してくださいね!
ただ、NISAで株主優待をもらおうと思うと、一般NISAしか無理です。
つみたてNISAでは残念ながら個別株投資はできないので、株主優待はもらえないので注意してください。
一般NISAで株主優待株への投資をおすすめできない3つの理由
NISAで株主優待株へ投資するのがおすすめできない理由が3つあるよ!
- 株主優待株は良くも悪くもあまり株価が変動しない
- 長期保有優遇制度のある優待銘柄の場合、課税口座へ払い出しされた後は株主番号が変わる可能性がある
- 優待が廃止されたときの値下がりリスクがある
順番に解説していきます。
理由その①:株主優待株は良くも悪くもあまり株価が変動しない
一般NISAでは個別株投資をする人が大半だと思いますが、せっかくの非課税枠なのでインカム狙いではなく、キャピタルゲインを狙いにいく運用があるべき姿なのかなと考えてます。
優待品はもともと非課税なので一般NISAで買っても税金的なお得度はありません。
また、優待株って良くも悪くも株価が安定しているというか、あんまり上がりにくい銘柄が多いです。
優待銘柄でも業績が良ければ株価は上がっていきますが、優待も実施していて値上がり益も期待できる銘柄というのはなかなか探すのは難しいです。
それなら素直に、キャピタルゲイン(値上がり益)が期待できる銘柄に投資する方がいいというのが考えです。
理由その②:長期保有優遇制度のある優待銘柄の場合、課税口座へ払い出しされた後は株主番号が変わる可能性がある
最近は普通に株主優待を実施するだけでなく、企業側は安定株主を求めて長期保有優遇制度を導入する企業が増えてきています。
長期保有優遇制度を実施している株主優待株をNISAで買うとします。
5年で非課税期間が切れるけれども、もっと保有しておきたい場合はロールオーバーすれば最長10年間は株主番号が変わらず保有できるので、ランクアップした優待をもらい続けることが可能。
問題は非課税期間が終了したあとです。
5年(ロールオーバーして最長10年)後には課税口座へ払い出しすればいいじゃないかって思ってるかもしれません。
課税口座へ払い出しした場合は、株主番号が引き継がれるのかは不明。
株主番号が同一でなければ、おそらく長期保有とは認められません。
課税口座へ払い出したからといって株主番号は変わらないと思うのですが、絶対大丈夫という保証はないです。
証券会社によって違うかもしれませんし、株主名簿を管理している信託銀行によって扱いは異なるかもしれません。
非常にグレーなんですよね。
心配であれば株主名簿管理人に問い合わせしてみるのもいいかもしれませんが、そこまでするのって面倒じゃないですか。
せっかく長期保有して優待がランクアップしたのに株主番号が変わってしまえば、最初からやりなおしです。
なんだかもったいないですよね。
面倒なことにならないように、NISAではなるべく優待株への投資はしない方がいいです。
理由その③:株主優待が廃止されたときの値下がりリスクがある
株主優待って非常に魅力的だけど、いつ廃止になるかはわかりません。
自社商品を優待にしている企業(キユーピーとかライオン、日清食品など)は宣伝も兼ねて優待を実施している可能性が高いので廃止のリスクは比較的低いと思いますが、基本的にはいつ優待は廃止になってもおかしくはありません。
企業業績が悪化したり、想定以上に株主数が増えてしまってコストが増えてしまったりといった場合は優待が廃止されたり、改悪されたりするリスクはあります。
業績はイマイチで配当もないけれど、株主優待が魅力的だから投資している人が多いような企業の場合、株主優待が廃止されたら株価はどうなるか想像してみてください。
業績は悪い、配当なし、優待も廃止。
保有している理由はほぼないですよね?業績のV字回復が期待できるのであれば話は別ですが、、、。
優待廃止の発表後に株価は劇下げすることが予想できますよね。
NISAのデメリットのひとつは、損失が出た時の救済措置が全くないということ。
損して終わりなのです。
課税口座であれば他に利益の出た銘柄と相殺することが可能だけど、NISAは課税口座での利益と相殺することもできないし、翌年以降に損失の繰り越し控除もできません。
圧倒的に不利なんですね。
NISAのデメリットやメリットについてはつみたてNISAと一般NISAの違いとメリットとデメリット。併用はできる?で詳しく解説しているので参考にしてください。
株主優待銘柄への投資はNISAじゃなくて、普通の口座で投資するのが面倒なことにならないのでおすすめです!
NISAで投資するなら値上がり益が期待できる銘柄にしよう!
NISAで優待株に投資するのはおすすめできないと書きましたが、非課税期間中に売却する予定なら問題はないですよ。
5年や10年以上の長期保有を前提とした保有だとNISA口座の場合はややこしいですが、そんなに長期間保有しないのであれば何も面倒なことにはなりません。
でも、株主優待株って良くも悪くも株価が安定しているところが多いというか、あまり値上がりが期待できないような銘柄が多いというような印象を持ってます。
せっかくの非課税枠なので、もっと値上がり益が期待できる銘柄に投資した方がよいというのが私の考えです。
もちろん、株主優待を実施している企業でも値上がり益が期待できる銘柄もありますよ~。
保有株の中で最高で買値より27倍にまで値上がりした銘柄があるのですが、優待銘柄です。
27倍にまで値上がりした銘柄についてはの話はまた別の機会に記事にします!
NISAで株主優待投資についてのまとめ
NISAで株主優待株に投資することについて私の考えを書きました。
要点をまとめます。
- つみたてNISAでは優待はもらえない
- NISAでは長期保有が前提の優待株投資はおすすめできない
- 優待が廃止されたときの値下がりリスクとNISAで損失確定した場合の救済措置がないのでおすすめできない
食費の節約にもなる株主優待を紹介しています。
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