恩株とは?投資元本を回収済みのコストゼロのタダ株を増やす方法を紹介します

株式投資をしていると恩株という言葉を見かけるのではないでしょうか。

恩株とは、投資元本をすでに回収済みのいわゆるコストゼロのタダ株のこと。

恩株は株主優待株や高配当株と相性がよいと思うので、恩株化する方法を紹介します。

恩株にする方法についてですが、3通りあります。

  1. 2倍以上に値上がりしたときに半分を利益確定する
  2. 複数単元保有しておいて、単元株以上の含み益が出たときに利益確定する
  3. 投資先からの受取り配当金が投資元本以上になる

配当金のみで投資元本を回収するのが一番難しいです。

長期投資を心掛けているけれども、今までに受け取った配当金のみで投資元本を回収できた銘柄はわずかに2社しかありません。

  • 船井総研
  • 日本管財

配当金で投資元本を回収するのは想像以上に至難の業で、かなり長い時間かかるんですよ。

基本的に業績がよくて増配傾向にある企業だとしても、配当金のみで恩株化するには運が良くて10年くらい。

そう考えると、普通は株価が2倍以上になったときに半分を利益確定したり、複数単元保有しておいて単元株分以上の含み益が出たときに利益確定することで、投資元本を回収して恩株にするのが一般的ですね。

目次

恩株のメリットとデメリットは?メリットは多いけどデメリットは特になし!

頻繁に売買する投資スタイルではないので、基本的に暇。

だから、投資のモチベーションを保つために株主優待投資で楽しんでます。

キャピタルゲイン(譲渡益)が目的の投資では恩株を作ることをあまり心掛けてはいないけれども、株主優待株となると話は別。

株主優待株では、できるだけ恩株をたくさん作ることを目標にしています。

恩株のメリットは完全な不労所得になり、勝ちが確定すること

恩株になって投資元本を回収してしまえば、優待がもらえる最低単元だけを残して保有するようにしています。

すると、毎年もらえる優待や配当はまさに不労所得なんですよね。

完全な不労所得になるのは、恩株の大きなメリット。

寝てても、遊んでても、毎年のように配当金や優待をせっせと運んできてくれる恩株はまさに金の卵を産むニワトリ状態!

ちょっとくらい値下がりしたって、金の卵を産んでくれるニワトリを売ろうなんて思わないですよね(笑)

もも

恩株は株価が上がろうが、下がろうが、投資元本を回収してしまっているので気になりません!

恩株のデメリットは特になし!敢えて言うなら長期目線での投資が必要なことくらい

恩株にすることのデメリットって思いつきません。

メリットしかないんじゃないですか?

まぁ、敢えて言うなら恩株のデメリットは短期売買には向いていないということくらいでしょう。

恩株を作るのには、基本的に株価が2倍以上になるのを待たなければならないので、それなりに時間がかかります。

よほどの幸運に恵まれなければ、数か月などの短期間では恩株は作れません。

株式投資で恩株を作る方法を解説!恩株は株主優待投資と相性がいい

キャピタルゲインを目的とした投資では恩株を作ることは考えてません。

キャピタルゲインを目的とした投資では日本株の場合は1銘柄あたり数百万円から多ければ1000万円以上を投資しますし、恩株だけ残して売却するなんてことは基本的にしません。

たまたま投資先が優待を実施しているような場合は、最低単元だけ残して売却することもありますけど。

一方で、株主優待目当ての投資は基本的には優待がもらえる最低単元だけを保有していることが多いです。

でも、株主優待が魅力的な銘柄については家族でそれぞれ保有しています。

株式投資で恩株にする方法①:複数単元投資する

優待株投資で恩株にするには、複数単元購入するのが理想。

なぜなら、1単元の100株だけ保有していると、どれだけ値上がりしても売却してしまうと手元に株が残らずに恩株化できないから。

キャピタルゲイン(値上がり益)狙いの投資では1単元だけ購入する人はあまりいないでしょうから、複数単元投資することはクリアしているはずです。

でも、株主優待目当てだと100株などの1単元保有が一番条件が良いことが多いので、単元株だけ保有している人も多いのではないでしょうか。

実際に我が家では、株主優待目当ての投資では100株などの単元株だけの保有が多いです。

株主優待株の場合は、家族にも協力してもらって複数名義で1単元ずつ保有しておけば、もらえる優待の個数も増えるし、2倍以上に値上がりしたときに1単元残して売却すれば、コストゼロの恩株になりますよ。

もも

優待を貰いながら、ゆっくりと値上がりを待ちましょう!

株式投資で恩株にする方法②:株式分割されるのを待つ(運の要素が大きい)

我が家の場合は、株主優待株は恩株化しているものがゴロゴロとポートフォリオに存在してます。

一例をあげてみると、日本管財は恩株になっています。

日本管財は年2回の株主優待を実施している企業ですが、日本管財へは100株しか投資していませんでした。

でも、たまたま日本管財が1:2の株式分割をしてくれたので運よく100株が200株に増えたし、株価も2倍以上に値上がりしたので半分を利益確定して投資元本を回収して恩株にしてます。

複数単元投資するのがしんどければ、単元株だけ保有して株式分割&2倍以上に値上がりするのを待つしかないです。

だけど、株式分割は運でしかないのであまりおすすめではありません。

株式投資で恩株にする方法③:割高すぎる価格で投資しない!株式市場の暴落時に投資するのがおすすめ

なんだかんだ言っても、株式市場の暴落時に投資するのが一番。

どこまで株価が下落するかはわからないけれども、涙目になりながら投資した銘柄ってその後に利益に結び付くことが多かったです。

それと、特に優待株投資で気を付けたいのが、割高すぎる水準で投資しないということ。

飲食系の株主優待は異様なほど割高なものが多いです。

業績も良くないのに、株主優待が魅力的なために高値が付いているような割高すぎる株には投資しないのが恩株を作る秘訣ですね。

コストゼロの恩株が増えると不労所得での生活に一歩近づく

株主優待株に限らず、恩株がポートフォリオにたくさんあると少々の暴落があっても動揺しません。

どうせ、元本は回収済みなんですから!

株式投資で成功するには、銘柄選びのスキルよりも少々のことでは動揺せずに保有し続けるメンタルの強さが必須です。

恩株がたくさんあると心に余裕があるので売り急ぐ必要も全くありませんし、冷静に対処できるんですよ。

だから、株主優待を実施している企業や高配当の企業はできるだけ、恩株は増やしておくようにすることをおすすめします。

恩株についてのまとめ

恩株についてまとめます。

恩株とは、キャピタルゲイン(譲渡益)や配当金で投資元本を回収してしまった株のこと。

コストゼロのタダ株と言ったりもします。

もも

恩株を作る3つの方法のおさらいです。

恩株を作る3つの方法
  1. 2倍以上に値上がりしたときに半分を利益確定する
  2. 複数単元保有しておいて、単元株以上の含み益が出たときに利益確定する
  3. 投資先からの受取り配当金が投資元本以上になる

株主優待や高配当株など、長期保有したい銘柄を中心に恩株にすることを目標にすると良いんじゃないかな。

恩株にしてしまえば値下がりしても気になりませんし、長期目線でどっしりと構えた投資ができますよ!

ABOUT ME
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もも

2005年から株式投資を開始した投資歴17年の主婦。

配当金生活を目標にしてます。

2019年には1人だけなら配当金生活可能なレベルになりました。

日本株:米国株=4:1 で資産運用中。

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