つみたてNISAやiDeCo商品の選び方を解説!低コスト投資信託がおすすめ

つみたてNISAやiDeCo商品の選び方

iDeCo(イデコ)で投資商品を選ぶときに何を基準にして選ぶのかは人によって違います。

若ければ若いほどリスクをとった投資は可能だけど、もうすぐ60歳という年齢になると損する可能性を考えれば、そんなにリスクは取れません。

iDeCo(イデコ)での運用期間もそれぞれ違うし、掛け金も違います。

誰にでも合うポートフォリオっていうのはないので、iDeCo(イデコ)投資商品を選ぶ際にはあなた自身でよく考えて納得した上で決めてくださいね。

本記事では、投資信託の選び方と次のような人におすすめの商品を紹介します。

  • リターンを追求する人
  • あまりリスクを取りたくはないが、少しは増やしたい人
  • 絶対に減らしたくない人
目次

【投資信託の選び方】低コストのインデックスファンドを選ぶ

iDeCo(イデコ)では必然的に積立することになりますから、下記の投資の基本に忠実な運用を心掛ければ、大きな失敗はないのかなと考えます。

投資の基本は『長期』、『積立』、『分散』といわれています。

市場平均(インデックス)を絶対にアウトパフォームしたいという人以外は、幅広い銘柄に分散されたインデックスファンドを選びましょう。

iDeCo(イデコ)は何歳で加入するかにもよりますが、基本的には長期投資になります。

もも

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アクティブファンドでなく、なぜインデックスファンドを選ぶのか?

インデックスファンドとアクティブファンドの違いを確認しておきます。


インデックスファンドとは市場の平均値と同じ値動きになることを目指す投資信託のこと。


アクティブファンドとは市場の平均値を上回る収益を目指して運用する投資信託のこと。

運用のプロが選んだ厳選された銘柄に投資しているアクティブファンドの方がインデックスファンドよりも投資成績が良いって普通は思いますよね?

でも、市場平均(インデックス)を継続して上回るリターンを出しているアクティブファンドって数が少ないです。

意外ですよね。

名著といわれる敗者のゲームには、このように書かれています。

機関投資家の大多数が市場より良い成果をあげられる、という基本的な前提は正しくない。なぜなら機関投資家そのものが市場なのだから、機関投資家全体としては、自分自身に打ち勝つことはできない。そのうえ、顧問料や売買手数料、その他のコストも支払わなければならず、長い目で見て運用機関全体の75%の成績は市場水準を下回るだろう。

チャールズ・エリス著:敗者のゲーム
著:チャールズ・エリス, 翻訳:鹿毛雄二
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ひふみ投信のように市場平均を圧倒するようなリターンを叩きだすアクティブファンドもまれに存在することは事実ですが、そういった優秀なアクティブファンドを選ぶことが、そもそも難しい。

だから、基本的にはアクティブファンドではなく、インデックスファンドを選ぶのが無難です。

もも

特にこだわりがなければ、インデックスファンドを選んでくださいね。

iDeCo(イデコ)での長期投資ではコストの違いは大きな差が生まれる

アクティブファンドの方が売買の回数が多かったり、銘柄選別に人件費もかかるので運用コストが高いです。

アクティブファンドで有名なのは、ひふみ投信ですね。

ひふみ投信は、とても優秀な投資信託だと思いますし、iDeCo(イデコ)で投資できる主要なネット証券はSBI証券とマネックス証券です。

残念ながら、楽天証券のiDeCo(イデコ)ではひふみ年金は取り扱っていません。

どうしてもアクティブファンドに投資したいなら、ひふみ投信はおすすめですが、基本的にはインデックスファンドを選んでください。

なぜアクティブファンドではなく、インデックスファンドを選ぶのかについて解説します。

iDeCo(イデコ)は長期投資になりますから、コスト(信託報酬)は低い方がいいのです。
保有しているだけで、運用成績にかかわらずコストがかかり続けますから。

加入する年齢にもよりますが、長ければ数十年と投資を続けていくので、アクティブファンドとインデックスファンドで支払うコストの差というものはとても大きくなります。

どれくらいコストが違ってくるか見てみましょう。

比較対象の投資信託

  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(信託報酬:0.1023%) 
  • ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(信託報酬:1.463%) 

それぞれの投資信託で100万円運用、500万円運用、1000万円運用のときにかかる1年間の費用を計算しました。

スクロールできます
運用資産信託報酬100万円運用500万円運用1000万円運用
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
※インデックスファンド
0.1023%1023円5115円10230円
ラッセル・インベストメント外国株式ファンド
※アクティブファンド
1.463%14630円73150円146300円
1年間のコスト

どうでしょうか。
信託報酬の差が1%ちょっとだとしても、コストの差がすごいと思いませんか?

このコストが数十年と続いていくことになるので、できるだけ低コストのインデックスファンドを選んでくださいね。

最適なポートフォリオの作り方

最適なポートフォリオというのは人によって違いますから、あなたの好みに合わせてインデックスファンドを組み合わせましょう。

平均以上の市場リスクを取ることで、平均以上の収益が得られる

リスクを取らないのに、収益が得られることは滅多にありません。

リスクが高くてもいいから、お金を増やしたいというなら株式の割合を大きくして債券の割合を減らせばいいです。

絶対に減らしたくない人は元本保証型の定期預金100%にしておくと安心ですが、今の低金利が続けば数十年経過しようが増えません。

利益が非課税というiDeCo(イデコ)の恩恵を受けるにはリスク資産に投資するしかありません。

円建て資産だけでなく外貨建て資産も必要!世界に投資しよう

大多数の日本人は資産を円で保有していますが、外貨建て資産を保有することも考えてください。

日本に住んで、生活していると外貨建て資産なんて必要ないって思うかもしれません。
けれど、円安が進み円の価値が低くなれば、日々の生活コストは上がっていきます。

そんなときに外貨建て資産を保有しておけば、資産の目減りを少しでも減らせます。

それになによりも、世界中の大企業に投資できるという大きなメリットもあります。

外貨建て資産なんて聞くと難しそうって思うかもしれませんが、先進国株式のインデックスファンドなどを選んで積立てすればいいだけなので簡単です。

安全資産(日本債券)とリスク資産を組み合わせる

日本債券を安全資産とすると、リスク資産は株式や外国債券、リート、金などのコモディティになります。

リターンを積極的に狙いたいなら、株式などのリスク資産の割合を増やしましょう。

よく言われるのが、年齢によってポートフォリオを変えることです。
100-年齢の割合でリスク資産を保有すると良いなんて言われています。

例えば、あなたが30歳なら70%をリスク資産に投資し、残りの30%を安全資産に投資するということです。

この考え方が絶対に正しいとは思いませんが、ポートフォリオを組むのが難しいなら参考にしてみてください。

iDeCo(イデコ)投資商品の組み合わせを3つのパターンで紹介

iDeCo(イデコ)の投資商品の組み合わせを3パターンにわけて紹介します。
参考程度に読んでくださいね。

ハイリスク・ハイリターン型

ハイリスク・ハイリターン型は全部株式で運用します。
20代の人とか、まだ若い独身の人なんかはハイリスク・ハイリターン型がおすすめです。

なぜ、若い人にハイリスク・ハイリターン型の運用がおすすめかというと一番運用資産が増える可能性が高いからです!

20代とか30代くらいだとiDeCo(イデコ)での運用期間がまだまだ長いので、株式市場が10年くらい低迷しても60歳になるまでに回復する可能性がとても高いので、積極的に高リターンを狙いにいってもいいのかなと考えてます。

ただ、やっぱりリスクは高いので最悪は評価額が半分の-50%になったりすることも実際にあることだけは肝に銘じておいてください。

私自身もリーマンショックのときにセゾン投信(株式と債券が50%ずつ)のバランスファンドに積立していたのですが、一時的に-40%くらいになったことがあります。

株式と債券と半分ずつなんだけど、こんなに減るんですよ。ビックリですよね?
外貨建て資産が多いと、円高になったときの資産の目減りがすごいです。

もも

株価の値下がり+円高による目減りのダブルパンチでした(笑)

この値下がりに耐えられる覚悟があるのであれば、ハイリスク・ハイリターン型での積立はおすすめです。


ミドルリスク・ミドルリターン型

ミドルリスク・ミドルリターン型のおすすめは、バランスファンド8資産のように幅広く分散させたポートフォリオを組むことです。

バランスファンド8資産は12.5%ずつ8つのアセットクラスに投資します。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
  • 国内株式  12.5%
  • 国内債券  12.5%
  • 外国株式  12.5%
  • 外国債券  12.5%
  • 新興国株式 12.5%
  • 新興国債券 12.5%
  • 国内リート 12.5%
  • 外国リート 12.5%

eMAXIS SlimのバランスファンドはSBI証券とマネックス証券のiDeCo(イデコ)で投資可能です。

バランスファンドのみに投資すると、リバランスを自分でしなくても済むので本当に放置できますね。

楽天証券iDeCo(イデコ)なら、三井住友・DC世界バランスファンド(動的配分型)が8資産に投資するバランスファンドですが、資産配分が動的になります。

信託報酬も高いですし、8資産バランスファンドに積立をしたいなら、SBI証券かマネックス証券のiDeCo(イデコ)でeMAXIS Slimのバランスファンドに投資するのがおすすめです。

ローリスク・ローリターン型

運用期間が10年未満とか、できるだけリスクを取りたくないという人は、私たちの年金資産を運用しているGPIFのポートフォリオの考え方がとても参考になります。

GPIFのポートフォリオは年金資産の運用なので安全をかなり重視しています。
目標となるリターンは年率1.7%を最低限のリスクで確保することなので、運用資産の変動も少ないでしょう。

スクロールできます
国内債券外国債券国内株外国株
資産構成割合25%25%25%25%
GPIF基本ポートフォリオ
もも

あんまり増えないと思うけど、安全性はバッチリ!
ストレスなく運用できそう。

SBI証券、楽天証券、マネックス証券iDeCo(イデコ)でのおすすめインデックスファンド

主要ネット証券のSBI証券、楽天証券、マネックス証券でのおすすめインデックスファンドを紹介します。

Yahooファイナンスのユーザーが選んだベストファンドアワード2020で選ばれた投資信託の中にiDeCo(イデコ)で積立可能な投資信託がありました。

  • eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
  • eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • ニッセイ 外国株式インデックスファンド

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が大賞に選ばれてます。
SBI証券とマネックス証券のiDeCo(イデコ)で積立可能です。

優秀賞はeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)で、こちらもSBI証券とマネックス証券のiDeCo(イデコ)で積立可能です。

楽天証券のiDeCo(イデコ)で積立可能なのが入賞した楽天・全米株式インデックス・ファンドになります。

また、同じく入賞したニッセイ 外国株式インデックスファンドは楽天証券とSBI証券で積立可能です。

iDeCo(イデコ)商品の選び方のまとめ

iDeCo(イデコ)での運用商品の選び方を紹介しました。

実際に積立を開始したあとでも運用商品の変更はいつでも可能なので、あなたの好みに合わせて商品を選んでくださいね。

運用商品選びの基本をまとめます。

  • 信託報酬の低いインデックスファンドを選ぶこと
  • 高リターンを狙うなら株式を多めに保有すること
  • 円建てだけではなく外貨建て資産も保有すること

\幅広いラインナップで運用可能できる/

ABOUT ME
もも
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2005年から株式投資を開始した投資歴17年の主婦。

配当金生活を目標にしてます。

2019年には1人だけなら配当金生活可能なレベルになりました。

日本株:米国株=4:1 で資産運用中。

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